こんにちは。
今回のブログを担当いたします、櫛田です。

春の陽気を感じる今日この頃ですが、花粉に悩まされている方も多いのではないでしょうか。

さて今回のブログでは、様々なエクササイズ中のハムストリングの筋活動について調べた研究をご紹介したいと思います。

こちらの文献はBritish Journal of Sports Medicine (BJSM)、July 2017 – Volume 51 – 13で掲載されたものです。

研究内容を簡単に言うと、下記10種類のハムストリングを対象としたエクササイズ中の表面筋電位を計測し、ハムストリング（内側：半腱様筋、半膜様筋 / 外側：大腿二頭筋）の筋活動を調査したもの。

(A) bilateral stiff-leg deadlift
(B) hip hinge
(C) unilateral stiff-leg deadlift
(D) lunge
(E) unilateral bent-knee bridge
(F) unilateral straight knee bridge
(G) leg curl
(H) 45° hip extension
(I) glute-ham raise
(J) Nordic hamstring exercise

ハムストリングは大腿二頭筋短頭を除き二関節筋のため、エクササイズも股関節優位な動作、膝関節優位な動作など、パターンも多岐にわたります。

リハビリでは数あるエクササイズから状態に合わせて最適なものを選び実施しますが、こういったエクササイズごとの筋活動の特徴を知っておくとより幅が広がるかと思います。

興味がある方はぜひ原文を読んでみてください。

【参考文献】
Bourne MN, Williams MD, Opar DA, Al Najjar A, Kerr GK, Shield AJ. Impact of exercise selection on hamstring muscle activation. Br J Sports Med. 2017;51(13):1021-8.

櫛田慎一