2026.08.03

水分補給のすゝめ

みなさん、こんにちは。

「酷暑」と言われる今年の夏ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

このたび熊本県で発生した地震により被害に遭われた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

突然の出来事に、不安や恐怖の中で過ごされている皆さまの心が、一日でも早く少しでも安らぐことを願っております。また、懸命に救助、復旧活動にあたられている皆さまにも、心より敬意を表するとともに、安全をお祈り申し上げます。

被災された皆さまが再び安心して笑顔で過ごせる日常を取り戻し、熊本のまちに穏やかな時間と希望が戻りますことを、心より願っております。

 

正しい水分補給、できていますか?


さて、私は今、高校生のインターハイの帯同で、滋賀県に来ています。

全国的に厳しい暑さが続き、今年の陸上競技では暑さ対策の一環として競技開始時刻を夕方以降に変更するという初めての試みが行われています。夜開催で日中ほどの強い日差しはありませんが、それでも熱中症対策は欠かせません。熱中症は屋外の炎天下だけでおこるものではなく、家の中でも発症する可能性があります。

対策として、水分補給や塩分補給などは広く知られていると思いますが、皆さんは普段どのような飲み物で水分補給していますか?
「水を飲んでいるから大丈夫」と思っている方も多いかもしれませんが、汗をたくさんかくような場面では、実は水だけでは足りないのです。

汗の中には水分だけでなく、ナトリウムなどの電解質(ミネラル)が含まれており、汗をかくことで水分と同時に、その電解質も失われます。汗が口の中に入るとしょっぱく感じたり、汗をかいた衣類が乾いた際に塩を吹いて白い跡が残ったという経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

電解質が不足すると、体内の水分バランスが崩れ、体調不良の原因や脚が攣る原因となることがあります。喉が渇かないからといって水分補給をしなかったり、水だけで補給していると、水分を摂っていたのに熱中症になってしまった、ということになりかねません。

 

何を飲むのが正解?


では、どのような飲み物を選べば良いのでしょうか。

普段の生活で軽く汗をかく程度であれば、水やお茶でも問題ありません。しかし、屋外で長時間活動する場合や、スポーツや仕事で大量に汗をかくような場合には、水分だけでなく、失われた電解質も補給することが大切です。

①経口補水液

経口補水液は、水分とナトリウムなどの電解質がバランス良く配合されており、脱水が疑われる場合に適しています。医療現場でも使用されることがある飲み物ですが、最近はコンビニやドラッグストアでもよく見かけますね。普段の水分補給として飲むものではなく、万が一に備えて常備しておくと安心です。

また、試合などでこまめな水分補給があまりできないけど汗を大量にかくことが予想される場合には、事前に前日やその前に飲んでおくという方法もあります。

②スポーツドリンク

スポーツドリンクは、運動中や運動後のコンディション維持にも役立ちますが、糖分を多く含む製品もあるため、日常的に何本も飲むことはおすすめしません。必要な場面で上手に活用しましょう。

③麦茶

普段の水分補給には、麦茶もおすすめです。

麦茶はノンカフェインで利尿作用も少なく、小さなお子さんから高齢の方まで安心して飲むことができます。また、カリウムなどのミネラルも多く含むため、夏場の水分補給にはもってこいです。ただし、大量に汗をかいた場合には、麦茶だけではナトリウムを十分に補給できません。塩分タブレットや塩飴などを併用すると、より効果的に熱中症対策ができます。

そのほかにも、朝ごはんに味噌汁1杯を飲んだり、水分を多く含む夏野菜を食べることで、水分や塩分も補給できるので、おすすめです。

 

あまりおすすめできない飲み物は?


一方で、熱中症対策としてあまりおすすめできない飲み物もあります。

①アルコール

アルコールには利尿作用があるため、飲んだ以上に体内の水分が失われてしまいます。そのため、暑い日のビール(最高ですよね)は、水分補給としては逆効果です。飲酒をする際は、水などの水分を一緒に飲むようにしましょう。

②カフェインを多く含む飲み物

コーヒーや紅茶、エナジードリンクなどはカフェインを多く含み、利尿作用があります。適量なら過度に心配する必要はありませんが、水分補給のメインとして飲むのは避け、水や麦茶も取り入れましょう。

③糖分の多い清涼飲料水

ジュースや炭酸飲料、甘いコーヒーなどは糖分が多く含まれています。飲み過ぎは体の負担にもなるため、水分補給として常飲するのではなく、適量を心掛けることが大切です。

 

状況に応じた飲み物で、暑い夏を乗り切ろう!


暑い夏を元気に過ごすには、「何を飲まないか」ではなく、「状況に応じて飲み物を選ぶこと」がポイントになります。

インターハイでも、練習会場にポカリスエットのブースが出ており、誰でも飲めるように配っていました。夜開催とはいえ、湿度も高く汗が多く出るので、こういったブースがあることで意識的に水分を摂るような工夫がされています。

みなさんも状況に合わせた飲み物を選択し、酷暑も吹き飛ばしましょう!

まだまだ暑い日が続きますが、どうぞご自愛ください。

高柳 亜実

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