こんにちは。
今回のブログは鈴木皓太が担当いたします!
日本では通常、インフルエンザの流行シーズンは12月~3月頃ですが、今年は例年より早めに流行の兆しが報告されています。
感染者数の急増により、全国で130以上の学校、幼稚園、保育所が休校となったそうです。。
この時期は「空気の乾燥」「寒暖差」等によって、呼吸器粘膜の防御機能が低下して、感染しやすい環境が整っていると言えます。
確かにここ1,2週間で急激に寒くなりましたよね。
粘膜の防御機能が低下するだけでなく、湿度が低いとウイルスが空気中に長く漂いやすくなり、感染拡大の条件が整いやすくなります。
さらに日照時間が短くなる&気温低下によって、屋内での時間が増えることも感染が広がる1つの要因だと言われています。
それに伴い、紫外線によって生成されるビタミンDも生成量が低下します。
ビタミンDは免疫に深く関わるため、日光を浴びるってかなり大事なんです。。
(過去のブログでもビタミンDの重要性についてまとめています!こちら)
スポーツや運動をされている方は、運動強度が高いと、免疫機能が一時的に低下(オープンウィンドウ)しやすくなるのでさらに注意が必要です。
では具体的にどうすればいいのでしょうか。
個人的に大事にしていることは2つあります!
①免疫を支える”生活習慣”を意識する
これはすごくシンプルですが、「睡眠・栄養・水分摂取」を気を付けることです。
睡眠であれば7時間以上の睡眠を心掛けてください。
実際に6時間未満の人と比べる、4.2倍風邪に感染しやすいことが報告されています。(Prather AA et al.,2015)
意識して日照時間を増やすのもいいかもしれませんね!
②乾燥・室内環境の調整
室内湿度を目安として「40〜60%程度」が理想とする研究があります。(Gabriella et al.,2023)
部屋の温度を上げるために部屋を閉め切って、暖房をつける。
これだと乾燥しやすい環境になってしまうので、空気の循環+加湿器等で湿度の維持を意識してみてください。
睡眠中の口呼吸も要注意ですね。。
もうすでにインフルエンザ感染が増えてきています!
まだ大丈夫、ではなく、今できる対策をしていきましょう。
大事なのは、
・感染しにくい体に整えること:睡眠、栄養、水分補給が大事
・感染しにくい環境を整えること:空気の循環、湿度の管理
です!
ぜひ感染症対策をして、これから迫る寒い冬を乗り切りましょう!

鈴木皓太