2025.10.27

早まるインフルエンザと乾燥の罠

こんにちは。

今回のブログは鈴木皓太が担当いたします!

 

日本では通常、インフルエンザの流行シーズンは12月~3月頃ですが、今年は例年より早めに流行の兆しが報告されています。

感染者数の急増により、全国で130以上の学校、幼稚園、保育所が休校となったそうです。。

 

この時期は「空気の乾燥」「寒暖差」等によって、呼吸器粘膜の防御機能が低下して、感染しやすい環境が整っていると言えます。

確かにここ1,2週間で急激に寒くなりましたよね。

 

 

なぜこの時期は感染症が流行るのか?

粘膜の防御機能が低下するだけでなく、湿度が低いとウイルスが空気中に長く漂いやすくなり、感染拡大の条件が整いやすくなります。

さらに日照時間が短くなる&気温低下によって、屋内での時間が増えることも感染が広がる1つの要因だと言われています。

 

それに伴い、紫外線によって生成されるビタミンDも生成量が低下します。

ビタミンDは免疫に深く関わるため、日光を浴びるってかなり大事なんです。。

(過去のブログでもビタミンDの重要性についてまとめています!こちら)

 

スポーツや運動をされている方は、運動強度が高いと、免疫機能が一時的に低下(オープンウィンドウ)しやすくなるのでさらに注意が必要です。

 

 

注意すべきこと

では具体的にどうすればいいのでしょうか。

個人的に大事にしていることは2つあります!

 

①免疫を支える”生活習慣”を意識する

これはすごくシンプルですが、「睡眠・栄養・水分摂取」を気を付けることです。

睡眠であれば7時間以上の睡眠を心掛けてください。

実際に6時間未満の人と比べる、4.2倍風邪に感染しやすいことが報告されています。(Prather AA et al.,2015)

 

意識して日照時間を増やすのもいいかもしれませんね!

 

②乾燥・室内環境の調整

室内湿度を目安として「40〜60%程度」が理想とする研究があります。(Gabriella et al.,2023)

部屋の温度を上げるために部屋を閉め切って、暖房をつける。

これだと乾燥しやすい環境になってしまうので、空気の循環+加湿器等で湿度の維持を意識してみてください。

 

睡眠中の口呼吸も要注意ですね。。

 

 

早めの対策を!

もうすでにインフルエンザ感染が増えてきています!

まだ大丈夫、ではなく、今できる対策をしていきましょう。

 

大事なのは、

・感染しにくい体に整えること:睡眠、栄養、水分補給が大事

・感染しにくい環境を整えること:空気の循環、湿度の管理

です!

 

ぜひ感染症対策をして、これから迫る寒い冬を乗り切りましょう!

 

鈴木皓太

 

 

PAGE TOP