みなさんは雨が多くなるこの季節、いかがお過ごしでしょうか。
今回のブログは、猪狩が担当いたします。
6/11頃は暦の上では入梅といわれ、雑節のうちの一つです。
雑節とは日本独自の季節の変化をより的確に捉えるために、中国から伝わってきた二十四節気に
加えられたものです。
気象予報での観点だと、梅雨入りは日本列島に梅雨前線が近付くタイミングです。
天候や気温、気圧の変化が激しくなることで体調に様々な不調が出やすくなり、
「梅雨だる」や「気象病」と呼ばれることもあります。
ぜひ当ブログをご覧いただき、いいコンディションで夏を迎える準備をしましょう。
梅雨時期の不調に多い症状は体のだるさや頭痛、頭重感、めまい、肩のコリ、関節痛などで、
気分の落ち込みやイライラなど精神面での症状も起こることがあります。
それらが起こる主な理由は下記の通りです。
◆天候や気温、気圧の変化が激しくなる
気圧が下がると、自律神経は副交感神経が優位になりやすいです。
そうすると、だるさを感じたりやる気の低下など不調を感じやすくなります。
湿度が高ければ高いほど汗をかきにくくなり、余分な水分を排出できなくなります。
(体内の水分代謝悪化)。
◆日照不足になりやすい
雨空の天候から外出の頻度が下がったり、カーテンを開けずに電気をつけたりすることで
太陽の光を浴びる回数や量が少なくなります。
太陽の光を浴びると分泌されるセロトニン、セロトニンから生成され睡眠導入してくれるメラトニン
も不足しがちになります。
上記の事から睡眠不足も誘発されます。
では、梅雨時期の不調を防ぐにはどうしたら良いのでしょうか。
・朝型の生活を心がけ、朝食を食べる。
→自律神経の調整や不足しがちな栄養素の補給が目的です。
・適度な運動やストレッチ。
→代謝改善が目的です。雨が続くと外出や運動の機会が減ってしまいがちですので、おすすめです。
・入浴時間の確保
→自律神経の調整が目的です。38~40℃のお湯に10~15分浸かることで、
代謝が促進され筋肉もほぐれやすくなります。また睡眠の質も向上します。
一般的に梅雨明けまではおよそ1ヶ月~1ヶ月半あるとされています。
しかし、その期間常に不調があるのはあまりに辛いですよね…
天候に左右されない強靭な心身を目指して、今一度生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか!