2025.02.24

体調と免疫機能の関係

こんにちは!
本日のブログを担当する鈴木辰哉です。

2月も終盤に差し掛かり、陸上競技ではマラソンシーズン真っ只中。
今日は大阪マラソンが開催されました。今週末は東京マラソンがありますね。
全てのランナーが無事ゴールできるよう応援しています。

無事ゴールするためには、無事スタートラインに立つ必要があり、試合前の調整期ではここが一番難しいのではと感じています。例えば直前になって体調不良になってしまった…は決して少なくないケースだと思います。

前置きが少し長くなりましたが、今回は体調と免疫の関係についてお話をさせて頂きます。

IgA抗体と体調の関係

免疫といえば前回の鈴木皓太トレーナーのブログにも「IgE抗体」という言葉が出てきましたね。
似た名前に「IgA抗体」という免疫物質があります。
IgA抗体は目や鼻、口、腸などの粘膜部分に付着したウィルスや細菌に対して働き、それらが体内に侵入する前に食い止める役割をしています。
ある研究では、上気道感染症を発症する3週間前から唾液中のIgAレベルが徐々に低下、発症時は優位に低下したという結果が出ました。また、同研究ではIgA レベルが低下している時は疲労感が強かったという結果も出ています。
このことから、風邪を引く前はIgA抗体が低下すると言われています。

IgA抗体を高めて風邪を予防するためには

風邪を引く前にIgA抗体が低下する要因は疲労やストレスの他にも不規則な生活、寒さや乾燥などがあげられます。
考えられる要因に応じた対策をすることが予防の基本となりますが、大塚製薬の研究では植物由来の乳酸菌ORINCb0240(乳酸菌B240)はIgA抗体を作り出す力が高いことを報告しています。
つまり、乳酸菌B240を摂取することでIgA抗体の分泌を高め、目や鼻、口などの粘膜に付着したウィルスの侵入を防ぐことで風邪のリスクが低下すると言われています。

私も合宿や遠征で飛行機移動がある時は、移動の疲労や機内の乾燥による風邪のリスクを抑えるために乳酸菌B240を摂取できるドリンクを携帯するようにしています。ぜひ皆さんも体調管理にのために取り入れてみてはいかがでしょうか。

鈴木辰哉

PAGE TOP