こんにちは!
今回ブログを担当する鈴木皓太です。
最近は急に気温が暖かくなったり寒くなったりと、かなり寒暖差があり、体調を崩す方が増えている印象です。
ぜひ皆様もご自愛ください。
さて、今回のブログの内容は「マルチスポーツと怪我の関係性」についてです!
マルチスポーツとは、一人が同時期に複数のスポーツを行うことを指します。
主に成人ではなく子供の話にはなってしまいますが、海外ではマルチスポーツという考え方は一般的であり、1つのスポーツに絞らず、様々なスポーツを経験する方が多いようです。
例えばアメリカでは、夏は野球、冬はアメリカフットボール等、シーズンに分けてプレーするスポーツを変えるということがかなり多いです。
マルチスポーツは様々な動きを経験することができ、結果的に運動能力が向上しやすいとも言われています。
また、人との関わりも増えるため、色々な意味で子供自身の幅を広げることにも繋がりそうです!
今回は運動能力ではなく、「怪我」に着目してみたいと思います。
実は、1つのスポーツに絞ってしまうと“怪我のリスクが上がる”ということが、研究で報告されています。
これは海外の研究でも、国内の研究でも同様の結果となっています。
怪我の種類としては、捻挫のような急性の怪我ではなく、繰り返しの使用による「オーバーユース」の怪我が増えるとされています。
例えば、1年中テニスをする子供と、年の半分はテニス、残りはサッカーというように分けた場合。
テニスの場合は上半身、サッカーの場合は下半身が主に使用する部位になるかと思います。
そのため、1つの部位に負担がかかることを防ぐことができます。
さらにマルチスポーツを実施している子供はそうでない子供と比べ、就寝時間が早く、睡眠時間も長いことが分かっています。
様々なスポーツを経験させる。
これは運動能力の観点からも、怪我予防の観点からも、さらに健康という観点からも有用かもしれません!!
※ただし、マルチスポーツであっても週のトレーニング時間があまりにも長くなりすぎてしまう場合は、逆に怪我のリスクが上がってしまう可能性があるため、注意が必要です!!
小さい頃から1つのスポーツに専念させた方がいいのでは…
と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、様々なスポーツ/動きを経験させ、他競技にも応用が利くスキルを身につける。
これが結果的に、本来専念したいスポーツのパフォーマンス向上にも怪我の予防にも繋がるのであれば、こんな良い話はないですね!
鈴木皓太