2024.08.19

アンチ・ドーピングに関する資料

こんにちは。
古舘です。
熱戦が繰り広げられたパリオリンピックも幕を閉じましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
連日、アスリートの素晴らしいプレーに魅了された方も多いと思いますが、今回はアスリートにとって死活問題となるアンチ・ドーピングに関する資料をご紹介したいと思います。

 

 

今回、ご紹介する資料は【薬剤師のためのアンチ・ドーピングガイドブック】です。
ご存じの方も多いと思いますが、こちらの資料は、もともと薬局・薬剤師さんのために作られたもので、使用可能薬を一般用医薬品等(市販薬)・医療用医薬品(処方薬)に分け、さらにそれぞれ薬効群別に細かく分類されており、使用可能な薬を探す際に非常に便利な内容となっています。
※検索で使用可能薬と掲載されていても、投与経路によって禁止される場合もあるため、必ず本文の確認が必要です。


こちらは、国体(国スポ)で初めてドーピング検査が導入されるタイミングで発行され、最初の発行からかれこれ20年くらいになるようですが、毎年改定される世界アンチドーピング機構(WADA)の規定をもとに毎年内容が更新され、例年5月~6月位に情報が公開されてきました。今では、携帯アプリなど色々と検索できるツールも増えましたが、以前は禁止薬物・物質は分かるものの、実際の薬の名前から検索できる資料はほとんどなく、かくいう私も、薬の使用について困ったときや迷ったときに助けられた一人です。
※資料は以下のサイトから無料でダウンロードすることが可能です。

『薬剤師のためのアンチ・ドーピングガイドブック 2024年版』について |日本薬剤師会 (nichiyaku.or.jp)

 

また、こちらの資料では選手として利用する際に、検索のホットラインや各都道府県に在籍するスポーツファーマシストの検索方法なども紹介されており、実際に困ったときにどこへどのように相談すればよいか、アクセスの仕方についても網羅されています。
もちろん、こちらの資料だけで全てが解決、安心できるわけではなく、GROBAL-DROによる検索やスポーツファーマシストや詳しい専門のドクターに最終確認を取るなど、より安全を確保するための努力が必要ではありますが、お薬の安全性を確認する際に困ったとき参考としてみてはいかがでしょうか?

以上、まだまだ残暑厳しく大変ではありますが、皆様どうぞご自愛ください。


古舘

 

 

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