2023.10.02

幸せの三大ホルモン

皆さんは世界一幸せだと言われる国をご存知ですか?

2023年に発表された世界幸福度ランキングの1位はフィンランドでした。
福祉国家として知られ、子育てや医療に手厚い支援が行われていることが
主な理由ではないかと考えられています。

「世界幸福度ランキング」とは、世界幸福度調査の結果と過去3年間の様々なデータを元に、
国連の持続可能開発ソリューションネットワークが発表するランキングです。
各国の約1000人に、生活に関する幸福度の評価を0~10までの11段階で行ってもらいます。
こうして過去3年間の生活評価の平均をもとにランキングが決定します。

日本は137カ国の中で47位です。
では、実際に日本に住んでいる私たちが幸せを感じるためにはどのように
行動していけば良いのでしょうか。


幸福感を引き起こす脳内物質には下記のようなものがあります。

「セロトニン」「オキシトシン」「ドーパミン」
これらは「幸せの三大ホルモン」とも呼ばれ、感じやすい幸福感の形がそれぞれ違います。
それらが分泌されやすい行動についても解説していきます。

◆セロトニン:癒し、安らぎ、気分
「今日も1日頑扱ろう」とポジティブで前向きな気分に包まれるのなら、しっかりとセロトニンが分泌されています。
分泌が促進されるには睡眠が必要なので睡眠時間をしっかり確保しましょう。
幸福感を感じるためには、健康がベースにないといけません。
身体的・精神的に健康で、朝起きたときに気分がいいことを目指していきましょう。
<分泌されやすくなる行動>
・朝の散歩や運動(朝日、リズム運動、咀嚼)
・瞑想、座禅、マインドフルネス、腹式呼吸

◆オキシトシン:繋がり
夫婦や恋人など、パートナーと一緒にいたり、子どもや友人と遊んでいて楽しいときに分泌される物質です。
スキンシップ、コミュニケーション、人とのつながり、愛情、交流などに関連して分泌されます。
人に親切をしたり、親切にされたときにも分泌されます。
そのような安定した人間関係があることで支えられて精神的に安定し、
幸福度も増しやすいのです。

<分泌されやすくなる行動>
・スキンシップ
・コミュニケーション
・ペットとの触れ合い
・親切、社会貢献、ボランティア活動

◆ドーパミン:やる気、成功

目標を達成したときに多く分泌されます。
プロジェクトに成功したり、スポーツで勝利したり、大金を手に入れたり、
「やった!最高だ!」と感じた瞬間に達成感や高揚感に関連します。

<分泌されやすくなる行動>
・お金を稼ぐ、社会的成功
・スポーツや大会などでの活躍、優勝
・目標設定と目標達成
・運動(有酸素運動、筋トレ)
・笑顔、瞑想など


「セロトニン」「オキシトシン」「ドーパミン」

それぞれ違う形の幸せを感じます。
しかし、セロトニン、オキシトシンが多く分泌されるような環境がないと
ドーパミンで得られる幸福感はなかなか満たされません。

「もっと、もっと」と上を目指し続け、いつまで経っても不安な状態が続くので
心身を壊してしまう方もいるのです。
そのため、まずは自分の健康を保っていくこと、社会の中で繋がりを持つことが大切です。

いかがでしたでしょうか。

幸福感を引き起こす脳内物質3つをうまく利用して
より良い毎日を過ごしていきましょう!

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