2026.03.09

脳振盪関連書籍のご紹介

こんにちは。古舘です。

今回は、2026年1月30日に発刊された『スポーツ現場のための脳振盪からの復帰・予防入門』をご紹介します。
著者は、脳神経外科医の中山晴彦先生と重森 裕先生で、長年スポーツ医療の現場で脳振盪と向き合ってこられた先生方の知見が、現場で活用しやすい形で整理されています。

近年、セミナーや講習会を通じて脳振盪に関する情報に触れる機会は増えていますが、それらが一冊にまとまり、実務の流れに沿って確認できる書籍は多くありません。本書では、脳振盪の病態にはじまり、初期対応から評価、段階的復帰、予防までを一連の流れとして整理し、理論と実践をつなぐ内容となっています。私自身拝読しましたが、アスレティックトレーナーとして現場での判断を整理するうえで参考になる点が非常に多く、特に、怪我に伴って経験しうる様々な問題を取り上げ、それに対する対処法がかなり多く紹介されていたので、実際に受傷した選手へ対応をする際にはとても参考になると思います。

 

 

脳振盪は症状や経過に個人差が大きく、復帰判断に悩む場面も少なくありません。そのため、経験だけに頼らず、標準化された評価と手順を共有することが重要になります。本書では国際的なコンセンサスを踏まえながら、医療機関受診の判断や段階的競技復帰(GRTP)の考え方が分かりやすく示されています。安全管理をチーム内で共通理解として持つための、ひとつの指針になる内容だと感じました。

脳振盪対応をあらためて整理したい方や、現場での実践に役立つ入門書を探している方は、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。
ご参考になれば幸いです。

古舘

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