猛暑の夏が終わり朝晩は過ごしやすい季節となってきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
今回は羽根田が担当いたします。
今年の夏は暑い日が多く、私自身プライベートで運動を行うことを避けていました。
しかし、9月に入ってからは少し涼しくなったこともあり、私自身のトレーニングも再開しました。
以前までは、ベンチプレスやスクワット、デッドリフトなどの高重量の重りを使ったトレーニングしかやっていませんでしたが、最近はプライオメトリックトレーニングも行うようにしました。
プライオメトリックトレーニングとは、伸張反射という仕組みを利用し筋肉が伸びた状態から力を発揮するトレーニングです。体の筋肉をばねのように動かすと表現すれば想像しやすいでしょうか?下肢の筋力の強化や動的な安定性を鍛えることもでき、怪我の予防やリハビリにも活用されるエクササイズになります。
過去にこんな研究が行われています。
男子のバスケットボール選手を24名集めて、ウエイトトレーニングを行うグループとプライオメトリックトレーニングを行うグループに分けて16週間トレーニングを行いました。
ウエイトトレーニングはバーベルスクワット、デッドリフト、スプリットスクワット、フォワードランジ、リバースランジ、カーフレイズを行いました。
プライオメトリックトレーニングはボックスジャンプ、ドロップジャンプ、クウォータースクワットジャンプ等を行いました。
16週間後の結果では、股関節伸ばす力、股関節曲げる力、膝伸ばす力はプライオメトリックトレーニングを行ったグループの方が良い結果が出ました。また、プライオメトリックトレーニングを行ったグループの方が着地時に膝の屈曲が大きくなり、膝が内側や外側に入らず、まっすぐに曲がりやすくなったことで怪我のリスクを抑制することができるという結果が出ました。
プライオメトリックトレーニングには、縄跳びやスキップドリルなどの低負荷のトレーニングから片足でボックスに上る(ボックスジャンプ)やスクワットジャンプのように多くのメニューがありますので、ご自身に合ったエクササイズを行ってみてください。また、怪我のリスクもあるので必ず準備体操を行ってからトレーニングしてください。
日常生活では、階段の昇り降りや反射神経の強化にも繋げることができるので、ぜひ試してみてください!
羽根田